削除 d

vi

普通なら、いろいろなカーソル移動のキーを列挙するところなのだろうが、 この Tips はちょっと違う(笑)。
いきなり削除。まだ入力も書いていないのに(滅)

書式

削除の d コマンドの書式は
d(目的地)
とする。

(目的地)って何だ?
実はカーソル移動コマンドである。

dj とすると、1行下まで削除
d2j とすると、2行下まで削除
以下同様に
d5l とすると、5文字右まで削除
d10h とすると、10文字左まで削除
となる。

体系

そう、vi のコマンドは、
(操作)(目的地)
という体系になっているものが多い。

(操作)を省略すると(目的地)へのカーソル移動に、
(操作)として d を指定すると(目的地)までの削除になるのである。

(操作)には、削除の他にも変更、コピー、などがあり、
(目的地)には、ワード単位の前後、行頭、行末、n行目、 ファイルの末尾、、、などなどがある。
これらは基本的に
(操作)(目的地)
という形で組合わせることができる。

次回から、いろいろなカーソル移動コマンドを紹介する。
単なるカーソル移動コマンドとして読まずに 目的地を表すコマンドであって、 (操作)が省略されているんだという事を忘れずに読んでいただきたい。





指定した文字分/行分カーソルを動かす:(数)h j k l
ハッカーに一歩近づく Tips
指定行 G

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