HS-DGL! に 2.5 インチ HDD

HS-DGL

ハードディスク容量は小さくて良いのだけれど、 24時間運転できる静かなマシンが1台欲しくなった。
そこらに転がっている小容量の HDD は全部古い HDD で、 とても静かとは言えない物ばかりだった。
ごそごそしていたら、4GB の 2.5 インチ HDD と 2.5 インチ → 3.5 インチ 変換器(?)があったことを思い出した。

これで1台作ってみる。本体は、 HS-DGL!

組み付け

変換器に HDD を組み付け

ハックキットのクロスインストール

HS-DGL! ハックキットは、 いつも HD-HGLAN でクロスインストールしている。
今回は最新のファーム 1.66 βを使用する。

HD-HGLAN への接続

USB で HD-HGLAN へ接続
Mar 27 14:50:01 giga kernel: hub.c: new USB device 00:0e.2-2, assigned address 2
Mar 27 14:50:01 giga kernel: scsi0 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices
Mar 27 14:50:01 giga kernel:   Vendor: IBM-DKLA  Model: -24320            Rev: 0811
Mar 27 14:50:01 giga kernel:   Type:   Direct-Access                      ANSI SCSI revision: 02
Mar 27 14:50:01 giga kernel: Attached scsi disk sda at scsi0, channel 0, id 0, lun 0
Mar 27 14:50:01 giga kernel: SCSI device sda: 8452080 512-byte hdwr sectors (4327 MB)
Mar 27 14:50:01 giga kernel:  sda: sda1
sda と認識。

何だか異音がする。久しぶりの通電だから?

パーティションの設定

[root@giga root]# fdisk /dev/sda
コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sda: 4327 MB, 4327464960 bytes
240 heads, 63 sectors/track, 559 cylinders
Units = シリンダ数 of 15120 * 512 = 7741440 bytes

 デバイス ブート   始点      終点  ブロック   ID  システム
/dev/sda1   *         1       277   2094088+   6  FAT16

コマンド (m でヘルプ): d
Selected partition 1

コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
   e   拡張
   p   基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 1
最初 シリンダ (1-559, 初期値 1):
初期値 1 を使います
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-559, 初期値 559): +4096M

コマンド (m でヘルプ): n
コマンドアクション
   e   拡張
   p   基本領域 (1-4)
p
領域番号 (1-4): 2
最初 シリンダ (531-559, 初期値 531):
初期値 531 を使います
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (531-559, 初期値 559):
初期値 559 を使います

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sda: 4327 MB, 4327464960 bytes
240 heads, 63 sectors/track, 559 cylinders
Units = シリンダ数 of 15120 * 512 = 7741440 bytes

 デバイス ブート   始点      終点  ブロック   ID  システム
/dev/sda1             1       530   4006768+  83  Linux
/dev/sda2           531       559    219240   83  Linux

コマンド (m でヘルプ): t
領域番号 (1-4): 2
16進数コード (L コマンドでコードリスト表示): 82
領域のシステムタイプを 2 から 82 (Linux スワップ) に変更しました

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sda: 4327 MB, 4327464960 bytes
240 heads, 63 sectors/track, 559 cylinders
Units = シリンダ数 of 15120 * 512 = 7741440 bytes

 デバイス ブート   始点      終点  ブロック   ID  システム
/dev/sda1             1       530   4006768+  83  Linux
/dev/sda2           531       559    219240   82  Linux スワップ

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。
ディスクを同期させます。
[root@giga root]#
小容量なので、sda3 (/mnt) は作らず、/ と swap だけ。

ハックキットのインストール

クロスインストール用のスクリプトでハックキット 2.0 αをインストール
[root@giga tmp]# sh ./hackkit
	:
	:
ハックキットインストール直後で、
[root@giga /]# df
ファイルシステム    1k-ブロック   使用中      空き 使用% マウント場所
	:
	:
/dev/sda1              3943836    765552   2977948  21% /tmp/root
[root@giga /]#
3GB 弱開いている。これならいけそう。

fstab の修正

/mnt を別パーティションとしないので、/etc/fstab から /mnt の行を消す。

HS-DGL! への組み付け

いつもの通り。

と思ったら、 電源コネクタの位置、IDE コネクタの位置が 3.5 インチ HDD と 変換器とで違うので、 この後、電源ケーブルと IDE ケーブルとを刺してから 組み付けなければならなかった。

ハックキットで起動


Vine Linux 3.1 (Pichon Lalande)
Kernel 2.4.20_mvl31-ppc_linkstation on a ppc
login: yasunari
Password:
-bash-2.05b$ df
ファイルシステム    1k-ブロック   使用中      空き 使用% マウント場所
/dev/hda1              3943836    765688   2977812  21% /
none                     63756         0     63756   0% /dev/shm
-bash-2.05b$ dmesg
	:
	:
hda: IBM-DKLA-24320, ATA DISK drive
ide0 at 0xbffef8-0xbffeff,0xbffef6 on irq 17
blk: queue c0206038, I/O limit 4095Mb (mask 0xffffffff)
hda: 8452080 sectors (4327 MB) w/460KiB Cache, CHS=8944/15/63, UDMA(33)
Partition check:
 hda: [PTBL] [559/240/63] hda1 hda2
	:
	:
-bash-2.05b$ 
無事起動した。

思ったよりうるさい(藁)。





debian 化(8)プリンタの認識
ハックの記録
LinkStation/玄箱 をハックしよう

HS-DGL! に 2.5 インチ HDD(2)電源まわり

Copyright (C) 2003-2008 Yasunari Yamashita. All Rights Reserved.
yasunari @ yamasita.jp 山下康成@京都府向日市