Windows 95 上で gn を動作させる方法



winsock.vc 版の gn を試行錯誤の上 Windows95 上にて動作確認しました。

以下に私がやったことを示します。

まず gnrun.bat をgn.exe を置いたディレクトリに用意しました。
(環境変数は autoexec.bat で指定しても良いのですが
リブートしなくても良いように bat ファイルを作成しました。)
---- gnrun.bat ----
@echo off
set HOME=c:\users\iwabuc
set USER=iwabuc
set LOGNAME=iwabuc
set NAME=Kazunori Iwabuchi

start gn.exe -h your_nntpserver -g
---- gnrun.bat ----
your_nntpserver のIPアドレスは,Windowsディレクトリの
hosts ファイルに記述します。(hosts.sam からコピーして作る)
gnrun.bat の PIFファイルは,gnrun.bat の
プロパティを開けば作成できます。
PIF で注意することは,作業用ディレクトリを
 gn.exe を置いたディレクトリに指定します。
HOME には gnrc や signature を置くディレクトリを指定します。
USER,LOGNAME は,お使いになる方のSMTPサーバのID,
NAME には 氏名を記述します。

続いて,HOME で指定したディレクトリに gnrc ファイルを置きます。
---- gnrc ----
MAIL_KANJI_CODE		JIS
PROCESS_KANJI_CODE	SJIS
FILE_KANJI_CODE		SJIS
DISPLAY_KANJI_CODE	SJIS
LINES			24
COLUMNS			80
NNTPSERVER		your_nntpserver
SMTPSERVER		your_smtpserver
DOMAINNAME		yourdomainname.xx.jp
GENERICFROM		1
ORGANIZATION		xx, Ltd.
NEWSRC			newsrc
SIGNATURE		sign
AUTHORCOPY		author_c
SAVEDIR			c:\users\iwabuc\news
TMPDIR			c:\temp
EDITOR			notepd16.exe
---- gnrc ----
NNTPSERVER,SMTPSERVER には,ニュースサーバと
メールサーバ(POP3が動作しているサーバ)のhost名を記述します。
DOMAINNAME,ORGANIZATION も個人のものに変更してください。
SIGNATURE に指定したsign ファイルは いわゆる
シグネチャファイルでオリジナルでは signature となっていた
ものです。
このファイルはHOMEで指定したディレクトリに置きます。
(漢字コードはJIS)
EDITOR に指定した notepd16.exe は Windows3.1 の notepad.exe
の名前を変更して,windowsディレクトリに置いた物です。
現在のバージョンのgn.exe では 32bitコードで書かれた
エディタの終了を認識できないことを回避するための処置です。
SAVEDIR はニュースを保存する際の格納ディレクトリの指定です。
ディレクトリ(フォルダー)自体は用意しておく必要があると
思います。

最後に,先に作った gnrun.bat の PIF ファイルの
ショートカットを スタートメニューとかに登録すれば
実行できます。

PIFファイルのショートカットでは,アイコンが gn.exe の
ものとは異なるため,プロパティで gn.exe のアイコンと
なるよう変更した方が良いでしょう。

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	Dec.26,1995
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