Unix 系の OS 上で動作する gn について



1.動作環境

	現在、下記の環境で動作することが(ほぼ)確認されています。
	(過去のバージョンで確認したものを含む)
		SX-9100		UniOS-Sigma
		LUNA		UniOS-U/UniOS-B
		LUNA-II		UniOS-U/UniOS-Mach
		LUNA-88K	UniOS-Mach
		LUNA 2010	DG/UX 5.4.3
		AV350		DG/UX 5.4.2
		MV		MV/UX
		Sun3/80		SunOS 4.0.3+JLE 1.0.3
		Sun4/690	SunOS 4.1.2+JLE 1.1.2
		SPARC Station 1	SunOS 4.1.1
			同    2	SunOS 4.1.1+JLE 1.1.1
			同    2	SunOS 4.1.2
			同  IPX	SunOS 4.1.2+JLE 1.1.2
			同  ELC	SunOS 4.1.2+JLE 1.1.2
			同  ELC	SunOS 4.1.3+JLE 1.1.3
			同  10	SunOS 4.1.3
			同  5	Solaris 2.4
		IBM PC/AT(compatible)	Soraris 2.4 for X86
		Sparc-LT E10	SunOS 4.0.3
		S-4/IX		SunOS 4.1.2+JLE 1.1.2
		Solbourne S4000	OS/MP 4.1
		DS/90		UXP/DS V10L20
		AS1000/G30	SunOS 4.1.1+JLE 1.1.1
		EWS4800/60	CISC OS9.1
		EWS4800/220	RISC OS5.2
		EWS4800/220	RISC OS8.1
		EWS4800/350	EWS-UX/V Release8.1 Rev.C
		NWS 821		NEWS-OS 4.0C
		NWS 1450	NEWS-OS 4.2C
		NWS 1460	NEWS-OS 4.1C
		NWS 1750	NEWS-OS 4.0.1C
		NWS 1850	NEWS-OS 4.1.2C
		NWS 3250	NEWS-OS 4.2R
		NWS 3260	NEWS-OS 4.0R
		NeXT Station	Release2.1j extended
		PFU A50		SX/A E60
		IBM PC/AT(compatible)	Linux 0.99.10+gcc 2.4.3+jump lib 4.4
		HP Apollo 9000 Model 425e, Model 720	HP-UX Release 9.0
		HP9000/750	HP-UX 9.01
		HP9000/800 G70	HP-UX 9.04
		HP 712/60	HP-UX 9.05
		DECsystem5500	日本語ULTRIX V4.3
		DEC3000/500	日本語 DEC OSF/1 V1.3
		DEC4000		OSF/1 V1.3
		TITAN 1500	Stardent UNIX R2.5 Beta3
		ME200		ME/UX C00版
		Macintosh Quadra 700	System 7.5.1 & MachTen 2.2
		Indy		IRIX Release 5.3

2.mkgn
	mkgn は gn のコンパイルを半自動的に実行するためのスクリプトで
	す。

	mkgn は
	・make clean を実行
	・uname や motd から実行しているシステムに必要な Makefile を決定
	・site.def.システム名が
		あれば、それを site.def にコピー
		なければ、デフォルトの設定(sitedef.cmn)から
			site.def を作成
	・mkfiles/unix からそのシステム用の Makefile を src に作成
	・make configur
	・configur
	・make
	・site.def を site.def.システム名にコピー
	を実行します。
	

	以下に、mkgn を使用した gn のコンパイル方法を記述します。
	すべての作業は src ディレクトリにておこないます。

	(1) sitedef.cmn の設定
		mkgn 実行前に、sitedef.cmn にどのマシンでも共通の設定を
		おこないます。特に gn のソースディレクトリを各種OSで共
		有する場合に有効です。
		リリース時の sitedef.cmn は設定可能な項目が総てコメント
		アウトされています。設定する項目の
			・行頭の # を消し
			・= の右側の " でくくられた文字列を変更
		します。
		例:
				:
			# MAIL_KANJI_CODE="JIS"
				:
			# MAILER="SMTP"
			# NNTPSERVER="your-nntpserver"
			# SMTPSERVER="your-smtpserver"
			# DOMAINNAME="your.domain.name"
			# GENERICFROM="1"
			# ORGANIZATION="your organization"
				:
				|
				V
				:
			MAIL_KANJI_CODE="JIS"
				:
			MAILER="SMTP"
			NNTPSERVER="gw"
			SMTPSERVER="gw"
			DOMAINNAME="omronsoft.co.jp"
			GENERICFROM="1"
			ORGANIZATION="OMRON SOFTWARE CO., Ltd. Kyoto Japan"
				:

	(2) mkgn の実行
		mkgn[CR] を実行します。
		unknown system と表示された場合は、mkgn がサポートして
		いない環境です。mkgn による gn のコンパイルはできません。

		configur がコンパイルされますが、標準でない環境(gcc 
		を使う場合など)は、Makefile を編集しなければならない
		ことがあります。

	(3) configur による設定
		自動的に configur が起動されます。必要な設定をおこない
		ます。詳しくは docs.jp/install を参照ください。

	(4)make install の実行
		正常にコンパイルされたなら、make install を実行します。

	mkgn がサポートしていないシステムは「unknown system」もしくは
	「unknown system システム名」と表示されます。そのシステムに対
	しては下記3.4.の手順でコンパイルしなければなりません。
	mkgn がサポートしていないシステムへ対応された場合は、
	・mkgn が unknown だといったシステム名
	・Makefile もしくは mkgn を修正された場合はその修正点
	を山下まで連絡いただければ将来のバージョンにおいて mkgn を対応
	させます。ご協力をお願いします。

mkgn がサポートしていないシステムでは以下の手順を実行します。

3.Makefile のコピー
	mkfiles/unix 以下からシステムにもっとも近いものを src/Makefile 
	にコピーして下さい。システムと Makefile の対応は 
	mkfiles/unix/readme を参照してください。
	コピーした Makefile をテンプレートに、インストールしたいシステ
	ムにあわせて必要な修正を行ってください。

4.コンパイル
	make configur
	configur
	make
	make install
	を実行します。
	詳しくは docs.jp/install を参照下さい。

Copyright (C) yamasita@omronsoft.co.jp
	Feb.7,1996
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オムロン ソフトウェア 技術開発部
山下 康成
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