JNAMES を使用すると gn に以下の3つの機能が追加されます。 i) ニュースグループモードのグループ名の欄が日本語で表示される。 ii) アーティクルモードの投稿者の欄が日本語で表示される。 iii) フォローの記事を出す時に、日本語のメッセージが付加される。 以下に具体的な JNAMES 利用方法を示します。 1) configur 時に OPTCFLAGS として -DUSE_JNAMES を、 OPTGNOBJS として jnames.o を指定します。 2) 使用するマシンで共有する jnames データベースファイル名を指定します。 jnames.c の中で JNAMES を define することで指定可能です。 ディフォルトでは #define JNAMES "/usr/local/lib/jnames" となっています。 3) JNAMES ファイルを作ります。 一行目は必ず次の行にします。 familyname.news "news" 2行目からはメールアドレスと、それに対応する日本語名を、それぞ れダブルコーティションで括って書きます。2つの単語は一個以上の タブで分離します。 例 "takuma@msr.mei.co.jp" "宅間" "yamasita@omronsoft.co.jp" "山下" 日本語名も半角のダブルコーテイションで括る事に注意してください。 なお、JNAMES ファイルは configur 時(もしくは gnrc)で指定した FILE_KANJI_CODE にて作成します。 ニュースグループ名を表示する場合には、 newsgroupname.news "news" 続いてニュースグループ名と、それに対応する日本語名を、それぞれ ダブルコーティションで括って書きます。2つの単語は一個以上のタ ブで分離します。 例: "junk" "junk :ニュースグループがない記事" "control" "control :コントロールメッセージ" "local.test" "local.test :ポスト、フォローのテスト用" 4) ここまでで一応 jnames を使用することが可能となります。 さらに、個人専用の jnames データベースを使用することも可能です。 そのためには、まず自分用のデータベースファイルを作成します。 この場合も一行目は familyname.news "news" とします。次に gnrc に次の様な一行を追加します。 JNAMESFILE FILENAME FILENAME は自分用のデータベースファイル名です。ファイル名は絶 対パスを指定します。 ~ や $HOME などは受け付けません。 自分用のデータベースファイルも、JNAMES ファイルと同様 FILE_KANJI_CODE にて作成します。 以上 (C) kiyoshi@isys3.eei.metro-u.ac.jp Copyright (C) yamasita@omronsoft.co.jp Aug.29,1995 著作権は放棄しません。ただし、営利目的以外の使用/配布に制限は設けません。
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