1. 動作環境 gn を実行するためには以下の環境が必要です。 (1) J3100 シリーズ上で,PC-NFSが動作する環境 例: J3100 シリーズ MS-DOS JAQSYS (東芝情報システム(株)) 付属のネットワークドライバ (2) リプライメイルを送るための smtp サーバ サーバ上で、sendmail がデーモンとして動作していなければなりません (3) ユーザ認証を行なうための pop サーバ MS-DOS 上にはユーザという概念がないため、ユーザ認証を行なうた めに pop プロトコルを使用しています。 (gnrc で AUTHSERVER を指定しない限り)smtp サーバと同じマシン を pop サーバとして利用します。 デフォルトは pop3(110) となっています。pop2(109) を使う場合は、 configur 実行時の OPTCFLAGS として、/DAUTH_POP2 を付加します。 (4) ニュースサーバ :-) '93 年 6月現在、動作が確認できているのは、 J3100SGT/SGX + JAQSYS です。(過去のバージョンで確認したものを含む) 2. コンパイル環境 以下の環境が必要です。 o MS-C 6.00A(以降). o Sunsoft が販売している“PC-NFS toolkit ver.4.0(以上)”. o DOS で動作する sed (free software). (1) MS-C 6.00A(以降) nmake,cl,link など、通常のコンパイルができる環境が必要です。 MS-C でコンパイルした場合、640KB のメモリの制限から、多数のニュー スグループを購読するニュースサーバと接続した場合メモリ不足によ り正常に動作しない場合があります。 (注) djgpp PC-NFS toolkit が gcc のライブラリ形式に対応していないため、 djgpp でのコンパイルはできません。 3. コンパイル (1) 何らかの方法で全ソースを DOS 上にコンバートします。 ソースファイルの漢字コードは、 EUC のままでも、SHIFT-JIS に変換しても、どちらでも構いません。 ただし、全ファイルのコードを統一しておく必要があります。 (2) copy mkfiles\dos\pc-nfs.ms6 src\makefile を実行します。 (3) nmake configur (4) configur EXTLIBDIR の指定では PC-NFS toolkit の library path を指定しま す。 (5) nmake を実行します。 gn.exe が作成されます。 4. 実行 PC-NFS が動作できるようにします。(詳細は,JAQSYSのマニュアルを参照) (0) 必要に応じて,環境変数を設定します。 set pager=less ... PAGER に less を設定。 set editor=c:\mifes\mini ... EDITORに mini を設定。 (1) ネットワークの設定をします。特に, i) net route で,router/gate_way を設定しているか? ii) net subnet で,サブネットマスクを正しく設定しているか? を注意します。 (2) yp が効いていない場合,以下のファイルを編集します。 HOSTS にニュースサーバ/SMTPサーバを記述します。 SERVICES に ftp 21/tcp smtp 25/tcp pop 109/tcp pop3 110/tcp nntp 119/tcp がなければ記述します。 (3) 変数 実行前に以下の環境変数を設定します。 HOME: ホームディレクトリ USER: アカウント名 NAME: 本名 DOS のプロンプトや AUTOEXEC.BAT にて set USER=yamasita として設定すると良いでしょう。 (4) gn を実行します。
J3100へのポーティングは、 nori@ssel.toshiba.co.jp (東芝 (S研) 小山 徳章) が行ないました。
コンパイルには,Sunsoft の PC-NFS toolkit (C)が必要です。 Copyright (C) yamasita@omronsoft.co.jp Feb.25,1997 著作権は放棄しません。ただし、営利目的以外の使用/配布に制限は設けません。
オムロン ソフトウェア 技術開発部
山下 康成
yamasita@omronsoft.co.jp