gn for MS-DOS の NOVELL LAN WorkPlace for DOS 版について



1.動作環境

gn を実行するためには以下の環境が必要です。

(1)	NOVELL社 LAN WorkPlace for DOS 4.1J が動作する環境
	以降LWPと省略する。

(2)	他の環境,機能は InetBIOS 版と同じです。

’94年5月現在、動作が確認できているのは、
	PC-9801RA(i386DX/16)(MS-DOS 5.00A) + RICOH STARLAN10 NAU
		MS-C 6.00A
	PC/AT互換機(i486DX/33)(PC DOS J6.10/V) + NOVELL NE2000
		MS-C 6.00A
	PS/55 5551-V(i386DX/25)(PC DOS J6.10/V) + AT&T MC200 NAU
		MS-C 6.00A
	で動作を確認しました。


2.コンパイル環境

コンパイルには下記のコンパイラが必要です。

(1) MS-C 6.00A
	nmake,cl,link など、通常のコンパイルができる環境が必要です。

	MS-C でコンパイルした場合、640KB のメモリの制限から、多数のニュー
	スグループを購読するニュースサーバと接続した場合メモリ不足によ
	り正常に動作しない場合があります。docs.jp/dos/readme を参照のこと

(2) djgpp, Turbo-C, Turbo-C++, Borland-C++
	コンパイルおよび動作を確認していません。

(3) socket ライブラリ
	使用したライブラリのバージョンは以下の通りです。
	NOVELL LAN WorkPlace for DOS ToolKit SDK
		Version 4.1 Rev B

3.コンパイル

(1)	何らかの方法で全ソースを DOS 上にコンバートします。
	ソースファイルの漢字コードは、EUC のままでも、SHIFT-JIS に変換
	しても、どちらでも構いません。
	ただし、全ファイルのコードを統一しておかなければなりません。

(2) 	copy mkfiles\dos\lanwp.ms6 src\makefile を実行します。

(3)	nmake configur

(4)	configur
	DIR の指定では socket ライブラリのあるディレクトリを指定します。

(5)	nmake
	gn.exe が作成されます。

4.実行

gn を実行するためには TCP/IPカーネル TCPIP.EXE が動作していることが必要です。
詳しくは LAN WorkPlace for DOS のマニュアルを参照下さい

(1)	初期設定
	services ファイルに下記のようにpop3を定義しておく。(nntpは定義済み)
	DNSを使わない環境ではhostsファイルにSMTPSERVERとNNTPSERVERと
	"localhost"を定義しておく。
	pop3	110/tcp

(2)	変数
	実行前に以下の環境変数を設定します。

	HOME:		ホームディレクトリ
	USER:		アカウント名
	NAME:		本名

	DOS のプロンプトや AUTOEXEC.BAT にて
	set USER=yamasita
	として設定すると良いでしょう。

koba@cs.ricoh.co.jp May.26.1994 Copyright (C) yamasita@omronsoft.co.jp Jan.31,1996 著作権は放棄しません。ただし、営利目的以外の使用/配布に制限は設けません。

オムロン ソフトウェア 技術開発部
山下 康成
yamasita@omronsoft.co.jp