WHR-G54 化(4):できたぁ!?


BLR3-TX4 に WLI-MPCI-G54

WHR-G54 に付属の WLI-MPCI-G54 を BLR3-TX4 に挿し、 BLR3-TX4 に WHR-G54 のファームを入れた。
Web 設定で一通りの設定を済ませ、無線 LAN クライアントから接続する。

つながったぁ!

LinkStation に置いている45分の WMV ファイル(約 300MB。しょぼ)を BLR3-TX4 + WLI-MPCI-G54 を通して無線 LAN パソコン(11b)で再生したが、 特に問題なし。

802.11G-MPCI と WLI-MPCI-G54 とは非互換?

WLI-MPCI-G54 を BLR3-TX4 から抜き、 設定など何も変更せずに 802.11G-MPCI を挿してみた。
電源投入から login までの間にシリアルコンソールに出るメッセージは まったく同じ。

でも、つながらない。

念のため、アンテナ部も交換してみた。 WLI-MPCI-G54 に 802.11G-MPCI のアンテナをつけてみたが、 つながったので、アンテナ部には問題はない。

802.11G-MPCI と WLI-MPCI-G54 とは非互換なのか???

802.11G-MPCI と WLI-MPCI-G54 との比較


左が 802.11G-MPCI, 右が WLI-MPCI-G54 。クリックすると拡大

RF 部に張ってあるラベルがぜんぜん違う
"WLI-MPCI-G54" の右のサフィックス(?):(SC0), (S)
"[R]" の右の番号:技術基準適合証明番号 (NY:2.4GHz帯高度化小電力データシステム)
MAC アドレスの下:???
社名
シールドの中はぜんぜんわからない。

BROADCOM のチップの刻印も下2行が異なる。
その右の丸い部品も違う。

というわけで

ソフト屋的には、これでお手上げ。もうこれ以上は追及のしようがない。
WLI-MPCI-G54 と 802.11G-MPCI とで ブートのときのメッセージが違ったら (ソフトから見て、ハードが違えば)そこを調べられるのだが。

結論

  • BLR3-TX4 に WLI-MPCI-G54 をさして WHR-G54 のファームをインストールすれば WHR-G54 になる。
  • ただし、同じ WLI-MPCI-G54 でも、個体差?/リビジョン?によって 動くもの、動かないものがある。
     動いた:WLI-MPCI-G54 (S)(注)
     動かない:WLI-MPCI-G54 (SC0) (802.11G-MPCI は全部これ?)
  • 電源など、基板側の違いは関係ないようだ(短時間使用に限り)

    注:インターネット上の WHR-G54 分解写真(つまり「動く」だろう)には、

  • WLI-MPCI-G54 サフィックスなし
    もあった。
    ハックの記録 → 戦いすんで

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