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【No.3075】のスレッド
05/10/09(日) 18:27:51 投稿者[なす]  [No.3075]のスレッド内
- 【No.3075】 タイトル[HGLANでカーネル2.6.12.3起動]
この記事がスレッドの最初です
- HD-HGLANにおいて、虹野さん(http://homepage2.nifty.com/nijino/)から分けていただいたカーネル2.6.12.3を起動することに成功しました。(loader.o利用)
 
 0)VineSeedの利用準備(/etc/apt/sources.list修正、apt-get update)
 1)カーネル2.6系コンパイル環境の整備(apt-get install binutils gcc
 2)環境構築の過程で生じる不具合の対策
 (rpmのdb不良, headerのコンフリクト, sources.list.rpmnewの無効化)
 3)新カーネルコンパイル(機種別のconfig設定+自分用の設定[smbfs,hid])
 4)loader.oコンパイル(起動中の元カーネル相当のソース要)
 5)kernel2.6用にmodule-init-toolsの導入(例:旧insmodはinsmod.oldに)
 6)新カーネルのロード
 7)環境構築の過程で削除・更新されたデーモンパッケージの対策
 (samba,sshd)
 
 ※参考のため、本報告をUPすることは先方にも了解をいただいており、
 又カーネル配布も今まで通りとうかがっておりますが、
 本件関連の問い合わせを虹野さんへすることはご遠慮下さい。
 (「教えて君」は取り合ってもらえないこと請け合いですが(^^;)
 
 おかげさまで、懸案だった以下の件が解決しました。
 ・無停電電源装置(UPS)用のデーモン稼動(apcupsd)
 ・ファームウェア1.4系で対象外となった、カーネルのsmbfs対応
 
 恐縮ですが自分の備忘録を兼ねて、
 得られたノウハウを順次アップさせていただこうかと思います。
 
05/10/10(月) 14:35:54 投稿者[なす]  [No.3075]のスレッド内
- 【No.3077】 タイトル[Re: HGLANでカーネル2.6.12.3起動]
【No.3075】に対する返信
- 以下、恐縮ながら長文です。
 
 カーネル2.6ソースのコンパイルにあたり、READMEのsoftware requirementsを読むと、
 「もろもろの開発環境が新しくないとコンパイルが通らない」とだけ書いてあり、
 gccもbinutilsも、バージョンの指定も書いていません...orz
 なので、VineSeedを使って最新の開発環境をそろえるところから始まります。
 
 0)VineSeedの利用準備(/etc/apt/sources.list修正、apt-get update)
 ・/etc/apt/sources.listの最後に以下の行を書く。
 rpm     http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt VineSeed/$(ARCH) main plus plus-noarch
 rpm-src http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt VineSeed/$(ARCH) main plus
 ・#apt-get updateする
 
 1)カーネル2.6系コンパイル環境の整備(apt-get install binutils gcc
 以下、binutilsとgccを順次apt-get installする。
 途中からエラーがいくつか出るのは、aptとrpmの更新時に出たメッセージへの対応を
 サボったため...2)で対策します。
 ======================================
 [root@freedom share]# apt-get install binutils
 パッケージリストを読みこんでいます... 完了
 依存情報ツリーを作成しています... 完了
 以下の追加パッケージがインストールされます:
 apt bc bind bind-utils ftp gcc-cpp glibc glibc-common libexpat libgcc libjpeg libpng
 libstdc++3 nss_db-compat openssh openssh-server openssl perl-Net_SSLeay popt readline
 readline-devel rpm rpm-build samba-common tcp_wrappers vine-keyring wget
 以下のパッケージが新たにインストールされます:
 libexpat libgcc libjpeg libpng libstdc++3 samba-common vine-keyring
 以下のパッケージが削除されます:
 gcc glibc-devel samba
 以下のパッケージがアップグレードされます:
 apt bc bind bind-utils binutils ftp gcc-cpp glibc glibc-common nss_db-compat openssh
 openssh-server openssl perl-Net_SSLeay popt readline readline-devel rpm rpm-build
 tcp_wrappers wget
 21 個のアップグレードパッケージ, 7 個の新規パッケージ, 3 個の削除/リプレースパッケージ, 102 個の保留パッケージがあります。
 取得パッケージ: 30.6MB のアーカイブを取得します。インストール後は 213MB が解放されます。
 続行しますか? [Y/n] y
 取得:1 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main glibc-common 2.3.3-3vl10 [7280kB]
 。。。略。。。
 
 RPM コマンドを実行しています (-e)...
 /etc/samba を削除できません - ディレクトリが空でありません
 /usr/lib/gcc-lib/ppc-redhat-linux/2.95.3 を削除できません - ディレクトリが空でありません
 RPM コマンドを実行しています (-U)...
 glibc-common                ##################################################
 /usr/lib/locale を削除できません - ディレクトリが空でありません
 パッケージ glibc は conflict index 中にリストされていません
 警告: /etc/localtime は /etc/localtime.rpmnew として作成されます
 glibc                       ##################################################
 Stopping sshd:[  OK  ]
 Starting sshd:[  OK  ]
 openssl                     ##################################################
 openssh                     ##################################################
 openssh-server              ##################################################
 vine-keyring                ##################################################
 importing Vine Linux keyring to rpm keyring... done.
 binutils                    ##################################################
 popt                        ##################################################
 rpm                         ##################################################
 NOTICE: RPM has updated to 4.0.5.
 Please execute 'rpm --rebuilddb' to convert rpm database to new format.
 /usr/src/redhat/SPECS を削除できません - ディレクトリが空でありません
 /usr/src/redhat/SOURCES を削除できません - ディレクトリが空でありません
 /usr/src/redhat/RPMS/ppc を削除できません - ディレクトリが空でありません
 /usr/src/redhat/RPMS を削除できません - ディレクトリが空でありません
 /usr/src/redhat/BUILD を削除できません - ディレクトリが空でありません
 /usr/src/redhat を削除できません - ディレクトリが空でありません
 /usr/lib/rpm/ppc-vine-linux の rmdir に失敗: そのようなファイルやディレクトリはありません
 rpm-build                   ##################################################
 samba-common                ##################################################
 libjpeg                     ##################################################
 libpng                      ##################################################
 libgcc                      ##################################################
 wget                        ##################################################
 ftp                         ##################################################
 readline                    ##################################################
 警告: /etc/apt/sources.list は /etc/apt/sources.list.rpmnew として作成されます
 apt                         ##################################################
 bind-utils                  ##################################################
 警告: /etc/rndc.conf は /etc/rndc.conf.rpmnew として作成されます
 bind                        ##################################################
 perl-Net_SSLeay             ##################################################
 bc                          ##################################################
 libexpat                    ##################################################
 tcp_wrappers                ##################################################
 nss_db-compat               ##################################################
 gcc-cpp                     ##################################################
 /usr/lib/gcc-lib/ppc-redhat-linux/2.95.3/nof を削除できません - ディレクトリが空でありません
 readline-devel              ##################################################
 libstdc++3                  ##################################################
 
 (ここで、2)で出てくる'rpm --rebuilddb'と/etc/apt/sources.listの修正を
 していれば、下記で多発するエラーは出なかったが...)
 
 [root@freedom share]# rpm -qa gcc
 [root@freedom share]# apt-get install gcc
 パッケージリストを読みこんでいます... 完了
 依存情報ツリーを作成しています... 完了
 以下の追加パッケージがインストールされます:
 glibc-devel glibc-kernheaders
 以下のパッケージがリプレースされます:
 kernel-headers (by glibc-kernheaders)
 以下のパッケージが新たにインストールされます:
 gcc glibc-devel glibc-kernheaders
 アップグレード: 0 個, 新規インストール: 3 個, リプレース: 1 個, 削除: 0 個, 保留: 101 個
 7415kB のアーカイブを取得する必要があります。
 展開後に 1828kB のディスク容量が追加消費されます。
 続行しますか? [Y/n] y
 取得:1 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main glibc-kernheaders 2.6.12.0-0vl1 [1021kB]
 取得:2 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main glibc-devel 2.3.3-3vl10 [3002kB]
 取得:3 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main gcc 3.3.6-0vl1 [3392kB]
 7415kB を 45s 秒で取得しました (162kB/s)
 error: cannot open Name index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Depends index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Providename index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Basenames index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Conflictname index using db1 - 無効な引数です (22)
 変更を適用しています...
 準備中...                   ########################################### [100%]
 1:glibc-kernheaders      ########################################### [ 33%]
 error: cannot open Group index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Requirename index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Dirnames index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Requireversion index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Provideversion index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Installtid index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Sigmd5 index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Sha1header index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Filemd5s index using db1 - 無効な引数です (22)
 error: cannot open Triggername index using db1 - 無効な引数です (22)
 2:glibc-devel            ########################################### [ 66%]
 3:gcc                    ########################################### [100%]
 完了
 W: Duplicate sources.list entry http://www.t.ring.gr.jp 2.6/ppc/main pkglist (/var/state/apt/lists/www.t.ring.gr.jp_pub_linux_Vine_apt_2.6_ppc_base_pkglist.main)
 W: この問題を解決するためには 'apt-get update' を実行する必要があるかもしれません。
 
 
 2)環境構築の過程で生じる不具合の対策
 (rpmのdb不良, headerのコンフリクト, sources.list.rpmnewの無効化)
 
 以下を順次やります。
 @rpmの更新時に出ていたメッセージに従い、'rpm --rebuilddb'をやる。
 A元々の各種設定が、*.rpmnewと変えられてしまうので、必要に応じて元に戻す。
 (山下さんのhttp://www.yamasita.jp/linkstation/0410/041007.html
 VineSeed(2)が詳しいです。
 ここでは次に進むために、最低、/etc/apt/sources.listを直しておく。
 Bglibc-kernheadersがkernel-headersより新しい内容のため、
 不整合のエラーメッセージが出るようになる。
 これに対しては、上記@よりも後で、'apt-get --fix-broken'と打ちます。
 すると古いほうのkernel-headersを削除するか、と出てくるので、削除しておきます。
 
 ...以下、続きます。
 
05/10/10(月) 17:44:44 投稿者[なす]  [No.3075]のスレッド内
- 【No.3078】 タイトル[Re: HGLANでカーネル2.6.12.3起動]
【No.3077】に対する返信
- 3)新カーネルコンパイル(機種別のconfig設定+自分用の設定[smbfs,hid])
 虹野さんからいただいたソースを展開します。
 [root@freedom nijino]#tar xjf linux-2.6.12.3_kurobox-20050802.tar.bz2
 
 幸い、各機種に応じたconfigファイルを用意してくれています。
 ('make help'でその使い方を含め、いろいろ出てきます。)
 
 当方はHD-HGLANなので、
 [root@freedom linux-2.6.12.3_kurobox]# make hdhglan_defconfig
 とすれば、.configが出来上がります。
 
 当方の場合は、さらに.configを直接修正して、
 CONFIG_USB_STORAGE=y
 CONFIG_USB_HID=y
 CONFIG_NFS_FS=y
 CONFIG_SMB_FS=y
 を追加しておきました。
 (ほとんどモジュールは使用していない設定)
 
 その後、'make all'でコンパイルし、
 'make modules_install'でモジュールをインストールします。
 
 ちなみに、loader.oでロードするときのコマンドラインオプションへの対応は、
 arch/ppc/platforms/sandpoint_setup.cに修正をしないといけませんが、
 いただいたソースでは対応済みのように見えました。
 
 なお、make all時にまだconfig関連の質問を聞いてきますが、
 適当に答えます。codepage932は日本語対応用に組み込んでおきます。
 
 4)loader.oコンパイル(起動中の元カーネル相当のソース要)
 自分にはここが少しハードルでした。
 loader.oをコンパイルするには、現在のファームウェアで動いている
 カーネルのソース(と.configファイル)がないといけないのです。
 
 すでにファームウェア1.45でアップデートしてkernel-2.4.20になっている当方には、
 2.4.17のソースでコンパイルしたloader.oは下記のようにはじかれます。
 loader.o: kernel-module version mismatch
 loader.o was compiled for kernel version 2.4.17_mvl21
 while this kernel is version 2.4.20_mvl31-ppc_linkstation.
 
 これに対しては以前、海外のページで見つけたhd-hglan_gpl.zipが役に立ちました。
 (http://linkstationwiki.org/ を探せばあると思います。
 ちなみに、ここのサイトはいろいろとすごいです。FAQには禁断の情報も。)
 しかし、.configファイルは一致していると思えなかったのですし、
 またVineSeedでの最新環境にしたbinutilsやgccでloader.oを作っても、
 ぜんぜん問題なく動きました。
 
 手元に2.4.17のソースしかない場合などは、ひょっとすると、
 loader.oを作るときだけ{$TOPDIR}/include/linux/version.hを
 uname -rに合わせていじっておけば、済むことかもしれません。
 
 loader.oの作り方は、詳しくは
 http://f30.aaa.livedoor.jp/~umino/pukiwiki.php?Linkstation%2Floader
 にありますが、loader.tar.gzに添付されているREADMEも読むといいかと思います。
 MakefaileのINCLUDE = -isystem /usr/src/linux-2.4.17_kuro-box/include/は
 環境に合わせて適宜直します。
 
 できたloader.oはどのバージョン向けかわかるようにして、/bootにおいておきます。
 [root@freedom loader]# cp loader.o /boot/loader_2.4.20.o
 
 5)kernel2.6用にmodule-init-toolsの導入(例:旧insmodはinsmod.oldに)
 kernel2.6では2.4系とはmodutilsが異なるらしいので、代わりとなる
 module-init-toolsを入れます。
 http://www.geocities.jp/tune_up_linux/module.html に手順があったので、
 それに闇雲に従います。
 --------------------------------------打つコマンドだけ拝借...
 ソース入手:http://www.kernel.org/
 tar zxfv  module-init-tools-3.0.tar.gz
 cd module-init-tools-3.0
 ./configure --prefix=/
 make
 (以下suによりroot権限で。)
 make moveold
 make install
 ./generate-modprobe.conf /etc/modprobe.conf
 --------------------------------------
 
 ただしこれにより、2.4向けのmodule関連コマンド群には、すべて.oldが付きます。
 (depmodとかinsmodとか、などいろいろ。
 でも新しいinsmodは2.4向けの下位互換機能が提供されるらしく、
 reboot直後の2.4系でも問題なく動いているような?)
 
 6)新カーネルのロード
 vmlinuxをloader.o用に整えて準備します。
 [root@freedom linux-2.6.12.3_kurobox]#objcopy -O binary vmlinux
 [root@freedom linux-2.6.12.3_kurobox]#cp vmlinux /boot/vmlinux.2.6
 [root@freedom linux-2.6.12.3_kurobox]#cd /boot
 
 ちなみに、当方の環境ではsshdやpamには特別な設定をしていなかったので、
 VineSeedで一括更新後に問題なく再立ち上げ&telnet(ssh)ログオンできましたが、
 find / | grep rpmsave
 find / | grep rpmnew
 でやばそうなものを確認しておかないと危険かもしれません。
 
 いよいよロードします。
 [root@freedom boot]#sync
 [root@freedom boot]#insmod loader_2.4.20.o kernel=/boot/vmlinux.2.6 initrd=/boot/ramdisk.image.gz
 
 一旦teratermが死ぬので、再立ち上げして...
 [root@freedom root]# uname -a
 Linux freedom 2.6.12.3 #2 Sun Oct 9 00:25:29 JST 2005 ppc unknown
 (思わず感涙(T^T))
 
 /var/log/messagesから抜粋。
 --------------------------------------
 Oct  9 01:53:23 freedom kernel: loader module loaded
 Oct  9 01:53:23 freedom kernel: kernel=/boot/vmlinux.2.6
 Oct  9 01:53:23 freedom kernel: initrd=/boot/ramdisk.image.gz
 Oct  9 01:53:23 freedom kernel: cmdline=root=/dev/hda1
 Oct  8 16:53:57 freedom syslogd 1.4-0: restart.
 Oct  8 16:53:57 freedom syslog: syslogd startup succeeded
 Oct  8 16:53:57 freedom kernel: klogd 1.4-0, log source = /proc/kmsg started.
 Oct  8 16:53:57 freedom kernel: Cannot find map file.
 Oct  8 16:53:57 freedom kernel: No module symbols loaded - kernel modules not enabled.
 Oct  8 16:53:57 freedom kernel: cannot find any symbols, turning off symbol lookups
 Oct  8 16:53:57 freedom kernel: Linux version 2.6.12.3 (root@freedom) (gcc バージョン 3.3.6 release (Vine Linux 3.3.6-0vl1)) #2 Sun Oct 9 00:25:29 JST 2005
 Oct  8 16:53:57 freedom kernel: LinkStation HD-HGLAN series port (C) 2005 Nijino Kanata.
 --------------------------------------
 (また感涙(T^T))
 
 ん?ロード後に時刻がずれてる。。。orz
 
 ...もう少し続きます。
 
05/10/10(月) 19:49:39 投稿者[なす]  [No.3075]のスレッド内
- 【No.3079】 タイトル[Re: HGLANでカーネル2.6.12.3起動]
【No.3078】に対する返信
- そろそろ終盤です..
 
 7)環境構築の過程で削除・更新されたデーモンパッケージの対策、他
 当方の場合は、削除されたのはsambaだけでした。
 更新はpam,sshdなどいくつかあったのですが、問題なく動いているので放置しています。
 また、狂った時刻の修正もしました。
 
 ・sambaの再インストール
 まだ/etc/apt/sources.listはVineSeedのままです。
 
 [root@freedom /root]# apt-get install samba
 パッケージリストを読みこんでいます... 完了
 依存情報ツリーを作成しています... 完了
 以下の追加パッケージがインストールされます:
 Mesa Mesa-common cups-libs libtiff
 以下のパッケージが新たにインストールされます:
 Mesa Mesa-common cups-libs libtiff samba
 アップグレード: 0 個, 新規インストール: 5 個, 削除: 0 個, 保留: 101 個
 18.3MB のアーカイブを取得する必要があります。
 展開後に 36.6MB のディスク容量が追加消費されます。
 続行しますか? [Y/n]y
 取得:1 http://www.t.ring.gr.jp 2.6/ppc/plus Mesa-common 3.2.1-0vl2 [368kB]
 取得:2 http://www.t.ring.gr.jp 2.6/ppc/plus Mesa 3.2.1-0vl2 [1169kB]
 取得:3 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main libtiff 3.7.1-0vl1 [378kB]
 取得:4 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/main cups-libs 1.1.23-0vl2 [105kB]
 取得:5 http://www.t.ring.gr.jp VineSeed/ppc/plus samba 3.0.14a-0vl2 [16.2MB]
 18.3MB を 11m27s 秒で取得しました (26.6kB/s)
 変更を適用しています...
 準備中...                   ########################################### [100%]
 1:Mesa-common            ########################################### [ 20%]
 2:Mesa                   ########################################### [ 40%]
 3:libtiff                ########################################### [ 60%]
 4:cups-libs              ########################################### [ 80%]
 5:samba                  ########################################### [100%]
 完了
 
 [root@freedom /root]# cd /etc/samba
 以前の設定をただ戻します。
 [root@freedom samba]# mv smb.conf smb.conf.newbkup
 [root@freedom samba]# mv smb.conf.rpmsave smb.conf
 [root@freedom samba]# mv smbpasswd  smbpasswd.newbkup
 [root@freedom samba]# mv smbpasswd.rpmsave smbpasswd
 [root@freedom samba]# cd ..
 [root@freedom /etc]# /etc/init.d/smb restart
 SMBサービスを停止中:                                       [  OK  ]
 NMBサービスを停止中:                                       [  OK  ]
 SMBサービスを起動中:                                       [  OK  ]
 NMBサービスを起動中:                                       [  OK  ]
 
 これで、ファイル共有を確認し、OKでした。
 
 本当は、もっときちんと設定すべきなのですが、
 とりあえず「動けばいいや」と、昔の設定ファイルを使うというだけのいい加減さです。
 おかげで、/var/log/messageにはsmbdの出すエラー満載です。
 
 A狂った時刻の修正
 対症療法です。
 これをやるとreboot直後に2.4系カーネルに戻ったときには、時刻が逆に狂います。
 打ち込むべきフォーマットの確認。
 [root@freedom /root]# date -R
 Sat,  8 Oct 2005 19:55:07 +0900
 正しい時刻の打ち込み。
 [root@freedom /root]# date -s "Sun,  9 Oct 2005 04:59:07 +0900"
 2005年 10月  9日 日曜日 04:59:07 JST
 
 カーネルmakeで指定要求されたconfigの際に、全部デフォルトにしなかったせいで、
 どこかで変な指定を入れてしまったのかもしれない。
 多言語対応とかcodepageあたりは適当にやったしなぁ。
 
 
 8)自分のやりたいことの対応
 ・smbfsの対応
 apt-get install samba-client で、smbfsが使えるようになった。
 夜間に古いHD-LANのフォルダをマウントして、
 HD-HGLAN側でrsyncやafioでバックアップを取るシェルがまた用を成すようになった。
 
 ・UPSの監視デーモン起動
 以前の顛末は「【No.2806】 HG-LANへのUSB-UPSで苦戦...orz」にありますが...
 今回は/etc/apcupsd/apcupsd.confにて、
 usb向けの設定を適宜しただけで認識してくれました。
 詳細は、希望があれば追ってUPしますが、ここまでマジでやる人なら、
 以下の参考ページの情報で十分でしょう。
 http://www.futurewave.co.jp/linux/apcups.html
 http://www.loveloveheart.com/turbolinux/ups_apc_es500.php
 http://www.st.hirosaki-u.ac.jp/~ishida/unix.html
 
 ちなみに、apcupsdをコンパイルするときのオプションは吟味が要ります。
 http://www.apcupsd.com/3.10.x-manual/Index_Page.html
 当方は将来このHD-HGLANをベースに、他のマシンをコントロールしようと
 しているので、"--enable-master-slave --enable-usb --enable-net"
 をつけています。
 
 ステイタス表示はapcaccess statusコマンドで可能。
 [root@freedom developers_manual]# apcaccess status
 APC      : 001,034,0842
 DATE     : Mon Oct 10 18:37:52 JST 2005
 HOSTNAME : freedom
 RELEASE  : 3.10.17a
 VERSION  : 3.10.17a (22 April 2005) unknown
 UPSNAME  : freedom
 CABLE    : USB Cable
 MODEL    : APC ES 725
 UPSMODE  : Net Master
 ...略
 
 ここでUPSの電源を引っこ抜くと、以下のメッセージが出た。
 Broadcast message from root (Mon Oct 10 19:00:37 2005):
 Warning power loss detected on UPS freedom
 Broadcast message from root (Mon Oct 10 19:00:42 2005):
 Power failure on UPS freedom. Running on batteries.
 
 指定した5分後に、以下のメッセージ。
 UPS freedom initiated Shutdown Sequence
 Broadcast message from root (Mon Oct 10 19:05:43 2005):
 Battery time limit exceeded on UPS freedom. Doing shutdown.
 Broadcast message from root (Mon Oct 10 19:05:43 2005):
 apcupsd UPS freedom initiated shutdown
 The system is going down for system halt NOW!
 
 で、無事HD-HGLANが何事も無く落ちました!!
 
 また感涙(T^T)。これも長かったです。。。
 
 
05/10/10(月) 20:49:57 投稿者[なす]  [No.3075]のスレッド内
- 【No.3080】 タイトル[Re: HGLANでカーネル2.6.12.3起動]
【No.3079】に対する返信
- 自己満足の連続投稿も今回で最後です。
 
 9)Vine3.1へのアップデート
 Vine3.1にUPしてもうまく動いているようです。
 (すみません、この部分記録を残し損ねました。。。orz)
 
 /etc/apt/sources.listを
 rpm     http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt 3.1/$(ARCH) main plus devel
 rpm-src http://www.t.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/apt 3.1/$(ARCH) main plus devel
 のみにして、
 
 apt-get update
 apt-get dist-upgrade
 apt-get upgrade
 したんだと思います。。。100個ぐらいupgradeされていたか?
 このときに、もう一度sambaが入れ替わってしまったので、
 また設定ファイルを戻した記憶も。
 
 なお当方ではglibcへのパッチなどは一切当てていませんでしたし、
 今回の手順でglibc-2.3.3-3vl10にアップデートされていますが、
 山下さんの「Vine 3.1(4)一喜一憂」で記載されているもろもろの
 エラーは出てこないようです。さすがkernel2.6のおかげ?
 
 当然、今のVineSeedとはいろいろズレがありますが、
 怖いのでそちらへは追いついていません。
 
 10)その他
 ・そういえば、2.6カーネルのコンパイル後にmake modules_installした後、
 /etc/modules.confに以下の行を自分で追加したような気がする。。。
 path[add_modules]=/lib/modules/2.6.12.3
 報告にしては手順がうろ覚えでスミマセン。。。
 
 11)今後の課題
 ・日付のズレ問題の解消
 ・いつの間にか/proc/bus/usbが見当たらないのはなぜ?.
 (これは当方独自の問題かもしれませんが...FW1.45?カーネル2.6?)
 ・もう少しカーネルのconfigをいじりたい気もする。
 (flash書き込みと違い、loader.oを使うと気にせずにできるのはありがたいです。)
 ・虹野さんのνブートコードへの移行
 これはloader.oよりも良いのですが、最初の1回flash書き込みがあるので、
 最低でもシリアルコンソールがないと、安心してできないです。
 FW1.4系からは/dev/fl*から/dev/mtd*に変わってもいますし...
 ・次なる野望はvideo4linuxとmythへの対応か?
 
 長文失礼しました。
 
 #虹野さん、2.6カーネルどうもありがとうございました。
 また改めて山下さんの過去の蓄積(VineSeedや3.1への移行)にも感謝です。